県公立大学法人の辞令交付式が２日、長久手市の県立大長久手キャンパスであった。１日付で新たに就任した県立大の久冨木原（くふきはら）玲学長（６６）と、県立芸術大の白木彰学長（６３）が、鮎京（あいきょう）正訓理事長から辞令を受け取った。

　久冨木原学長は、東京大大学院人文科学研究科修士課程を修了し、専門は日本古代文学など。県立大日本文化学部長などを経て、県立大で初めての女性学長となった。任期は３年。

　白木学長は県立芸術大美術学部を卒業し、グラフィックデザインが専門。美術学部長兼大学院美術研究科長などを歴任した。学長任期は４年。

　久冨木原学長は「愛知の人と知を結び、日本と世界に発信したい」と、白木学長は「オンリーワンの大学を目指したい」と抱負を述べた。　（安田功）

（2018年4月3日　中日新聞朝刊県内版より）