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お知らせ  2018.03.30

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「長良隕石」似た石 近くで10年前発見

 岐阜市内の畑で見つかり国際隕石(いんせき)学会から「長良隕石」と命名された鉄隕石と特徴がよく似た石(重さ9.7キロ)が、約10年前に近くで発見されていたことが分かった。岐阜聖徳学園大などの研究グループは、同じ時期に落下した鉄隕石の可能性が高いとみている。

 研究グループは今月1日、岐阜市内で2012年に見つかった石(重さ約6.5キロ)が隕石と確認され、国際隕石学会から「長良隕石」と命名されたと発表している。

 市内の男性が今月下旬、市科学館に展示された長良隕石を見学し、以前に見つけた石と似ていると申し出た。長良隕石の発見場所から数100メートル東側で拾ったといい、長良隕石よりも大きい。

 川上紳一・岐阜聖徳学園大教授が確認したところ、黒っぽい色や表面のさびなどが酷似。研究グループの東京大や国立極地研究所が石の成分を分析し、データが一致するか調べる。川上教授は「大気中で割れ、同じ時期に落ちてきたとみられる。今後も周辺で鉄隕石が見つかる可能性もある」と話している。

(2018年3月30日 中日新聞朝刊31面より)

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