野菜ソースの試食を勧める学生たち＝春日井市松本町１のぐぅぴぃひろばで

　春日井市の中部大で栄養科学を学ぶ学生４人が、ＪＡ尾張中央と共同で開発した野菜ソースを、２４、２５日の２日間、同市松本町１の直売所「ファーマーズマーケット　ぐぅぴぃひろば」で販売している。

　パスタにおすすめの「ほうれん草ソース」と、サケのムニエルやカキフライにも合う「にんじんソース」の２種類を考案。各９０グラム入りで税込み４５０円。食生活に野菜が不足しがちな若い世代にも直売所を利用してもらおうと、半年かけて完成させた。製造は直売所内の菓子店「桃花亭」が担当した。

　野菜が苦手な人でも食べやすいよう、材料のホウレンソウはミキサーにかけ、白ごまとチーズを加えて苦味を抑えた。ニンジンのソースは、レモン果汁とリンゴ酢でさっぱりした味に仕上げた。

　白衣姿の学生たちは直売所の入り口横に設けた販売ブースで試食を呼び掛けた。購入した女性は「野菜嫌いの孫に勧めてみたい」と話した。　（浅野有紀）

（2018年3月25日　中日新聞朝刊市民総合版より）