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学生活動  2018.03.22

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被災地支援へ学生連携 美浜 「防災サミット」始まる

宮崎さん(左)の話を聞く学生たち=美浜町の県美浜少年自然の家で

宮崎さん(左)の話を聞く学生たち=美浜町の県美浜少年自然の家で

 災害ボランティアに関わる学生たちが集った「東海防災サミット」が21日、美浜町の県美浜少年自然の家で始まった。2泊3日の日程で、研修やフィールドワークを通じて知識を深め、学生同士の連携につなげる。

 東京のNPO法人「国際ボランティア学生協会」が主催。関東や関西、九州の大学生約4200人が会員になり、災害の発生直後に被災地に入って支援活動をしている。

 災害ソーシャルワークを専門とする日本福祉大の山本克彦准教授(56)から、東海地方で学生ボランティアの組織づくりを相談され、サミットを企画した。協会会員の学生約50人と、東海地方の学生約20人が参加した。

 初日は「災害ボランティア入門」と題した研修があった。講師を務めた協会理事の宮崎猛志さん(46)は「被災地では行政や福祉、子育てのサービスが一気になくなる。早い段階でボランティアの支えが必要となる」と指摘した。

 22日は美浜町内を歩き、住民と触れ合いながら災害時の備えを考える。23日には「防災・減災のあり方」などのテーマで話し合う。

 日本福祉大・災害ボランティアセンターで学生代表をしている塚本理沙さん=3年=は南海トラフ地震などの発生に備えて「他大学の学生ボランティアとつながりができたら」と話していた。(稲垣時太郎)

(2018年3月22日 中日新聞朝刊尾近知総合版より)
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