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イベント 2018.03.21
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子どもの快適空間 議論 岡崎女子大・短大がシンポ
岡崎市の岡崎女子大・短大は20日、理想的な子どもの生活空間の研究を本格的に始めるためのシンポジウムを同短大で開いた。
文部科学省が特色ある研究をする大学を補助する「私立大学研究ブランディング事業」に選定され、5年間で1億円の助成金を受けて進める。「子ども好適空間研究」と題し、子どもがいきいき活動でき、思いっきり遊べる空間を研究する。
シンポジウムにはデンマークの教育に詳しい相模女子大(相模原市)の斎藤正典教授など外部評価委員4人と岡崎女子大の林陽子学長ら大学関係者3人が登壇。大人が考える「子どもにとって居心地のよい空間」と、実際の子どものニーズが異なるという視点で議論が展開した。
斎藤教授は、子どもたちが自由に遊び、幼稚園の先生はコーヒーを飲んでのんびり見守るデンマークの例を提示。「子どもが自己決定し、自己責任を負うことを大事にすることで自立した子どもに育ってほしいという考え方からだ」と説明した。
岡崎市の建築家、小林清文さんは「大人が設備を用意しすぎるのではなく、子どもが自由に変化させられる余地を残した空間作りが大切なのでは」と分析した。
林学長は「期待の大きさを感じる。機動力と発想の豊かさが求められる」と決意を述べた。 (細谷真里)
(2018年3月21日 中日新聞朝刊西三河版より)
文部科学省が特色ある研究をする大学を補助する「私立大学研究ブランディング事業」に選定され、5年間で1億円の助成金を受けて進める。「子ども好適空間研究」と題し、子どもがいきいき活動でき、思いっきり遊べる空間を研究する。
シンポジウムにはデンマークの教育に詳しい相模女子大(相模原市)の斎藤正典教授など外部評価委員4人と岡崎女子大の林陽子学長ら大学関係者3人が登壇。大人が考える「子どもにとって居心地のよい空間」と、実際の子どものニーズが異なるという視点で議論が展開した。
斎藤教授は、子どもたちが自由に遊び、幼稚園の先生はコーヒーを飲んでのんびり見守るデンマークの例を提示。「子どもが自己決定し、自己責任を負うことを大事にすることで自立した子どもに育ってほしいという考え方からだ」と説明した。
岡崎市の建築家、小林清文さんは「大人が設備を用意しすぎるのではなく、子どもが自由に変化させられる余地を残した空間作りが大切なのでは」と分析した。
林学長は「期待の大きさを感じる。機動力と発想の豊かさが求められる」と決意を述べた。 (細谷真里)
(2018年3月21日 中日新聞朝刊西三河版より)