HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ
お知らせ 2018.03.09
この記事の関連大学
美浜まちラボ 町民活動支援 町が団体選定 拠点整備、相談や勉強会

「町を盛り上げるお手伝いを」と話す大嵜代表=美浜町奥田の「ちゃぶだいハウス」で
町は昨年3月、全ての町民が地域でそれぞれの役割を担い、生き生きと生活できることを目指す「生涯活躍のまち基本計画」を策定。計画では、地域交流拠点の整備と、まちづくり支援団体の立ち上げを掲げている。
地域交流拠点は日本福祉大に委託し、名鉄知多奥田駅高架下の空き店舗を利用して整備し、「ちゃぶだいハウス(通称・チャブス)」と名付けた。約40平方メートルで、開館中は誰でも立ち寄ることができる。予約すれば、イベントやミーティングにも活用できる。
支援団体は昨年11〜12月末に募集し、まちラボのみが応募。今年1月に町や商工会、日本福祉大などでつくる準備会が書類やプレゼンテーションを審査し、採択された。
13年に町民有志が設立したまちラボは、町の活性化を目指し、摘果ミカンを使った特産品開発をはじめ、空き家や放置竹林の対策などに取り組んでいる。昨年4月から一般社団法人になり、現在は正会員15人が所属している。
まずは2年間、町から助成金を受け、まちづくり支援団体として活動する。チャブスの運営をはじめ、まちづくりに関する町民からの相談や勉強会の開催、既存団体のネットワーク構築、情報発信といった役割も担う。これまで週2日だったチャブスの開館日は、4月から平日の5日になる。
まちラボの大嵜暁美代表(55)=河和=は「みんなで町を盛り上げるお手伝いができれば」と話している。
(2018年3月9日 中日新聞朝刊知多版より)