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学生活動  2018.02.24

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新たな視点で守山PR動画 金城学院大生制作 名古屋市HPで公開

制作した動画を批評し合う庫元教授(後列左)と学生ら=守山区大森2の金城学院大で

制作した動画を批評し合う庫元教授(後列左)と学生ら=守山区大森2の金城学院大で

 金城学院大(守山区)国際情報学部メディアスタディーズコースの学生が、守山区をPRする動画を作った。CM制作を学ぶ学生による本格的な動画で、区に見せたところ「斬新な発想」と評価され、公開が決定。動画2本を19日から市ホームページなどで公開している。(塚田真裕)

 都会で働くことに少し疲れた女性が街角の自動販売機で「守山の空気」と書かれたペットボトルを買う。キャップをひねり、口を付けると、周りの景色が木漏れ日差す森林に変わる。場面は再び街角に移り、リフレッシュした女性が再び前を向き歩きだす。最後は「自然に帰ろう。守山区」のキャッチコピーで終わる。

 広告大手「電通」でCMプランナーも務めた庫元(くらもと)正博教授の前期の授業で、2年生14人が3チームに分かれ、各チーム1本ずつ作った。コンセプトからコンテ制作、撮影、編集と3カ月かけ、昨年7月末に完成した。

 「自然に帰ろう」の動画は、吉田早那さん(20)らが区を分析。名古屋で一番緑が多いことから、「空気がきれいでリフレッシュできる場所」との魅力を動画に込めた。

 公開されたあと1本は、国指定史跡「志段味古墳群」で、2体の埴輪(はにわ)がいかに区が住みやすいかを語り合う内容。最後のキャッチコピーは「はにわが1500年も住んでしまう街」。ぱらぱら漫画のようなこま撮りで、せりふも「住みあきないわー」とくだけさせた。

 いずれも動画は1分程度。昨年10月に区の担当者に見せたところ「役所では思い付かない発想で面白い」と3本中、学生の了承が取れた2本を公開することにした。

 埴輪の動画を制作した森山あかりさん(20)は「動画を見た人が実際に足を運んでくれたらうれしい」と話した。

 動画は「なごや動画館まるはっちゅーぶ 守山」で検索する。

(2018年2月24日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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