HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動

「私を選ぶのは、わたし。」
社会に求められる実践力のある人材を輩出し続ける中部エリア屈指の女子総合大学
学生活動 2018.01.17
この記事の関連大学
JKビジネス 被害防止へ中署 女子大生が協力 啓発映像

山内署長(右から3人目)から感謝状を受け取る学生ら=中署で
「私たちも数年前はJKでした。被害防止のメッセージを映像で伝えたい」。映像ではナレーションに合わせ、学生らの取材風景や署員の街頭活動、被害相談の様子の再現を記録。女性警察官の「あなたの人生、身体、心を大切にして」とのメッセージや相談窓口を紹介している。
歓楽街・錦を抱える署が企画。撮影や編集などを、同大の栃窪優二教授(映像ジャーナリズム論)のゼミの学生らが担当した。
署で感謝状贈呈式が15日にあり、学生を代表して出口真帆さん(21)、加藤優さん(21)、平賀はるかさん(20)が、山内和久署長から受け取った。山内署長は「同世代の女の子を守りたいという気持ちが伝わる」と感謝を述べた。
「同年代の女性が映ることで、女子高生の目にも留まりやすいと思う。被害を誰にも言えなかった人に、映像を通じて手を差し伸べられたら」と加藤さん。平賀さんも「加害側の大人も利用を踏みとどまるきっかけにもなれば」と話した。
映像は動画投稿サイト「YouTube」の県警や同大のページで公開。中区錦3の商業ビル「栄ナナイロ」のビジョンなどで放映する。本編は6分半、街頭の要約版は3分。
署は昨年4月時点で、JKビジネスをうたう管内の店を約20軒把握。8月には、うち1軒の経営者を摘発した。
(2018年1月17日 中日新聞朝刊市民版より)