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お知らせ  2018.01.17

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「くっつかないボウル」最優秀 ビジネスプラン 犬山高の3人

ビジネスプラン・コンテスト最優秀賞を喜ぶ(左から)桜井さん、広瀬さん、信楽教諭=犬山市の犬山高で

ビジネスプラン・コンテスト最優秀賞を喜ぶ(左から)桜井さん、広瀬さん、信楽教諭=犬山市の犬山高で

 犬山市犬山の犬山高校が、昨年12月に名古屋市の椙山女学園大が開いた第5回ビジネスプラン・コンテストで最優秀賞を受賞した。粘りけのある材料を入れてもくっつかない調理用ボウルをもし開発できたら、どう販路を広げるかを試算し、発想のユニークさもあって同校初の最高賞を射止めた。(三田村泰和)

 受賞したのは、商業科3年の広瀬さん(18)、桜井さん(18)ら3人。応募案をひねり出す際、お菓子作りが好きな広瀬さんが「混ぜた生地がくっつかない便利なボウルがあったらいいのに」と思い付き、「そういえばヨーグルトのふたって、中身がくっつかないね」と3人で連想。調べると、ふたには「ロータス効果」と呼ばれる、ハス(英語でロータス)が水をはじくような汚れ防止の特殊加工がされていた。

 コンテストでは、ボウルの原価や特殊加工の特許権使用料などを見積もり、1個1000円の加工ボウルなら700円の利益を出せると審査員にアピール。まずは試供品を製菓専門学校やお好み焼き店に配って認知度を高める戦略も披露した。ヨーグルトを皆でせっせと食べて、ふたを張り付けたボウルも持参し、思い入れの深さを示した。

 「締め切りぎりぎりに思い付いたので準備が大変だったけれど、受賞を皆が祝ってくれてうれしかった」と広瀬さん。「商業科で3年間学んだことが生かせた」と桜井さん。

 コンテストは同大の現代マネジメント学部が主催。高校の部には計14校が応募し、犬山高など愛知、岐阜、静岡県の5校が最終審査に進んだ。

 担当の信楽真弓教諭は「自信作だったので、最優秀賞に届くのではと思っていた」、佐藤裕子教頭は「普通科が多く、学年に1クラスの商業科にとって今後の励みになる」と喜んでいた。

(2018年1月17日 中日新聞朝刊近郊総合版より)
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