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学生活動 2018.01.16
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「共有」テーマの洋菓子 南山大生ら考案、障害者が製造
障害のある人たちが大学生とともに作り上げた洋菓子が15日、昭和区の南山大でお披露目された。名古屋弁で共有や分け合いを意味する「もうやっこ」をテーマに、学生たちが考案。障害のある人たちが製造を手掛けた。3月にも市内の商業施設で限定販売する。 (佐々木香理)
南山大国際教養学部1年の有志が「障害者への理解を広げたい」と、昨秋からテーマを設定。東区の名古屋文化短期大カフェ・製菓クリエイトコース1、2年生がレシピを考え計25人の学生が関わった。製造は認定NPO法人「ポパイ」(北区)の運営する事業所で菓子作りに励む障害者が担う。
おいしさを分け合えること、障害者と接する機会づくりなどをコンセプトにした。成形しやすさや素材のシンプルさを重視。食べやすい丸型で、ほろほろとした食感が特徴のフランス焼き菓子「ブールドネージュ」をアレンジした。
幅広い年代が楽しめる抹茶味と豆みそ味の2種類。分けやすいよう、8個入りの個装に。抹茶やみそは県産にこだわり、パッケージには3つの組織に買い手が加わることで仕上がる「四つ葉のクローバー」をあしらった。
南山大では、両大の学生たちが教員や施設関係者を前に発表。同大の近藤真衣さん(19)は「それぞれの長所を合わせてできた。小さいが共生社会そのものだ」と振り返った。短期大2年の猪飼奏恵さん(20)は「商品の価値や素材を理解して買う人は少ないが、物に不自由なく育った私たちが発信することに意味がある」とアピールした。
3月にも名古屋パルコ内で限定店舗を設けて販売する予定。税込み270円。
(2018年1月16日 中日新聞朝刊市民版より)
南山大国際教養学部1年の有志が「障害者への理解を広げたい」と、昨秋からテーマを設定。東区の名古屋文化短期大カフェ・製菓クリエイトコース1、2年生がレシピを考え計25人の学生が関わった。製造は認定NPO法人「ポパイ」(北区)の運営する事業所で菓子作りに励む障害者が担う。
おいしさを分け合えること、障害者と接する機会づくりなどをコンセプトにした。成形しやすさや素材のシンプルさを重視。食べやすい丸型で、ほろほろとした食感が特徴のフランス焼き菓子「ブールドネージュ」をアレンジした。
幅広い年代が楽しめる抹茶味と豆みそ味の2種類。分けやすいよう、8個入りの個装に。抹茶やみそは県産にこだわり、パッケージには3つの組織に買い手が加わることで仕上がる「四つ葉のクローバー」をあしらった。
南山大では、両大の学生たちが教員や施設関係者を前に発表。同大の近藤真衣さん(19)は「それぞれの長所を合わせてできた。小さいが共生社会そのものだ」と振り返った。短期大2年の猪飼奏恵さん(20)は「商品の価値や素材を理解して買う人は少ないが、物に不自由なく育った私たちが発信することに意味がある」とアピールした。
3月にも名古屋パルコ内で限定店舗を設けて販売する予定。税込み270円。
(2018年1月16日 中日新聞朝刊市民版より)