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中日新聞掲載の大学記事

2009.12.07

東海学生女子駅伝 名城大V3 全日本選抜へ強風体験

■区間賞独占し圧勝

 女子の名城大はA、B、Cの3チームが出場。全国トップを争う格上の存在で、昨年同様に主力を振り分けて選手を競わせた。

 Aチームの1区を走った井原未帆選手(4年)は、普段は後半の区間を走る選手。タスキを受け取った時は、前後に相手選手がいないことが多いが、「今日はスタートからほかの選手と競り合えて、自分にとっては新鮮。楽しんで走れた」と振り返った。

 米田勝朗監督(41)は今大会を、23日に茨城県つくば市で開かれる全日本大学女子選抜駅伝の「練習」と位置付けていた。レース後には「こんな強風の中を走れることは、なかなかない。つくば市も風の強い場所なので、トレーニングとして最高だった」と評した。

 区間賞は全5区間をAチームが独占。B、Cの両チームはオープン参加のため、公式記録は付かなかったが、Aの選手を上回るタイムで走った選手もいた。

 「(10月に仙台市であった)全日本大学女子駅伝は、上位2チームに大きく水を開けられた3位。今度は優勝を狙う」とリベンジを期す米田監督。

 生島希乃主将(3年)は「3チームが上位を独占して、全区間賞を取る目標を達成できたが、私たちが目指しているのは、もっと上。チームをまとめ、良い状態で次の試合に臨みたい」と意気込んだ。

■「一生懸命な姿 気持ちいい」沿道も熱く

 女子のゴールと男子の第3中継点が重なった南知多町豊浜の魚ひろば前では、強い風が吹き付ける中、近隣の住民ら100人余りが選手の到着を待った。近くに住む無職飯田勝巳さん(75)は「毎年楽しみにして、応援に来ている。若い人の一生懸命な姿は見ていて気持ちがいい」と声援を送っていた。

(2009年12月7日 中日新聞朝刊12面より)
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