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中日新聞掲載の大学記事

2017.12.10

東海学生駅伝 女子・名城大A 圧巻11連覇 男子・愛工大Aは2位

 第79回東海学生駅伝対校選手権大会と第11回東海学生女子駅伝対校選手権大会(ともに東海学生陸上競技連盟、中日新聞社共催)が9日、知多半島で開かれ、県勢の女子は名城大Aが11連覇を果たした。男子の最高は、愛知工業大Aの2位だった。 (辻晃平)

 女子は武豊町の武豊緑地から南知多町の魚ひろばまでの5区間26.6キロで、14チームが参加。名城大Aは一度もトップを奪われずに走り抜いた。中京大が2位、東海学園大が3位に入り、入賞を県勢が独占した。

 男子は20チームが参加し、武豊緑地から半田市の半田運動公園陸上競技場までの7区間63.5キロを競った。昨年2位の名古屋大Aは3位。5位に至学館大、6位に中京大が入った。男子は皇学館大(三重)が優勝した。

■名城大 5人全員が区間賞

 名城大Aは第1回大会から続く11連覇。走者5人全員が区間賞を獲得する圧倒的な走りをみせた。

 1年生でアンカーを務めた加世田梨花選手は両手を広げてゴールテープを切った。「先輩から受け取ったたすきを落とすわけにはいかない」と念じながら走ったという。

 10月に仙台市であった全日本大学女子駅伝に出場して活躍し、注目を浴びるようになった。自分のツイッターのフォロワーが1000人近く増え、大学構内でも振り返られることが増えたという。

 「長距離は向いていると感じる。次の大会に向けて、自分らしい走りをしていきたい」と語る。名城大女子チームにとって、大会で走ったこの日は、揚げ物を食べることが許されるという。

 加世田選手は「食事会で食べるエビフライが楽しみです」と満面の笑みを見せた。 (辻晃平)

■愛工大・唐沢選手 「悔しいが これが実力」

 2位の愛知工業大Aは2区と3区でトップに立ったが、4区で優勝した皇学館大に抜かれ、最後まで及ばなかった。アンカーを務めた唐沢研太選手(4年)は「とても悔しいが、これがチームの実力」と振り返った。

 大会には1年生の時から出場を続けている。走った7区は起伏の激しいコース。上り坂が苦手だったが「前へ前へ」との意識を持って、自分としては満足のいく走りができた。

 昨年の優勝は岐阜経済大A。県勢が2年連続で優勝を逃したことに「他県に負けたくないという意識はある。後輩たちに思いを継いでほしい」と話す。

 来春に大学を卒業し、警視庁に入る予定。「警察官になっても陸上は続けていきたい」と意気込む。 (辻晃平)

▼東海学生駅伝 【区間賞】1区 川瀬翔矢(皇学館大)26分35秒▽2区 松井駿佑(愛工大A)31分19秒▽3区 岸田裕也(名大A)24分23秒=区間新▽4区 新美健(皇学館大)25分51秒=区間新▽5区 上村一真(同)32分49秒▽6区 平山寛人(同)17分7秒▽7区 細沢幸輝(三重大)38分9秒

▼東海学生女子駅伝 【区間賞】1区 徳永香子(名城大A)11分49秒▽2区 小森星七(同)13分41秒▽3区 赤坂よもぎ(同)19分8秒▽4区 松浦佳南(同)16分15秒▽5区 加世田梨花(同)27分0秒

(2017年12月10日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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