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2017.11.30

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空き家をシェア 研究拠点 日福大生 街の魅力など発信

 日本福祉大半田キャンパス(半田市東生見町)で建築を学ぶ学生が、大学から程近い同市亀崎町の空き家でシェアハウスの運用を始めた。ここに暮らす学生がまちの魅力を発信しながら、地域に根付く「第2の研究室」を目指すという。(三宅千智)

 空き家は亀崎町4にある木造2階建ての民家。築50年以上とみられ、数年前から人が住んでいない状態だったという。

 亀崎地区でまちづくりの課題などに取り組む同大健康科学部福祉工学科バリアフリーデザイン専修の坂口大史助教(32)の研究室が、所有者の了解を得て空き家をシェアハウスとして活用することを提案。研究室の学生や地元のNPO法人「亀崎まちおこしの会」のメンバーらが掃除や草刈りなどをして11月初旬から運用がスタートした。

 入居者は現在、4年生塩原拓さんと3年生白井翼さんの2人。塩原さんは「ここに住みながら、まちづくりのアイデアなど自分たちから発信していきたい」、白井さんは「ともに研究する学生が集まったり、地域に開かれた活動をしたりする場所になればうれしい」と話した。

 29日はシェアハウスで研究室の特別ゼミが開かれたほか、関係者へのお披露目会もあった。坂口助教は「今後、地域の方々も来やすいよう整備を進めるほか、製図板を用意するなど学生の研究拠点として活用していきたい」と話した。

(2017年11月30日 中日新聞朝刊知多総合版より)

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