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2008.05.09
生物多様性条約 名市大が学生派遣 名古屋COP10に貢献
名古屋市立大と国連環境計画(UNEP)の生物多様性条約事務局(カナダ・モントリオール)は毎年、学生を事務局に派遣し、就業体験させるとの覚書を締結した。環境分野の国際的な人材を継続的に養成する。
生物多様性条約の第十回締約国会議(COP10)は2010年に名古屋市で開催されることが今月下旬に正式決定する。“環境首都”を掲げる市にとって貴重な戦力ともなる。
早ければ今夏から、年2人程度をモントリオールに派遣する。学部生と院生に、卒業生も対象とし、希望者から選考。約3カ月間、調査研究や広報、啓発活動を補助する。
同事務局のアハメド・ジョグラフ局長は「名古屋は、環境に関する複数の主要分野で、積極的な役割を果たしている。今回の覚書締結も、名古屋の勢いをさらに強めていくだろう」とコメントした。
名市大の西野仁雄学長は「名古屋市が設立団体だけに、本学は環境問題の解決に挑戦し、貢献する大学を目指している。環境分野で次代を担う人材の育成はわれらの使命」としている。
国内では、東京大と神戸大も本年度から学生を派遣するとの覚書を交わした。
生物多様性条約
多様な生物の生息環境や資源の保全などを目的に1992年の地球環境サミットで採択。締約国は現在、190カ国・地域。2年に1度の締約国会議には国連や政府関係者、非政府組織(NGO)ら4000人以上が集う。
(2008年5月9日 中日新聞朝刊1面より)
生物多様性条約の第十回締約国会議(COP10)は2010年に名古屋市で開催されることが今月下旬に正式決定する。“環境首都”を掲げる市にとって貴重な戦力ともなる。
早ければ今夏から、年2人程度をモントリオールに派遣する。学部生と院生に、卒業生も対象とし、希望者から選考。約3カ月間、調査研究や広報、啓発活動を補助する。
同事務局のアハメド・ジョグラフ局長は「名古屋は、環境に関する複数の主要分野で、積極的な役割を果たしている。今回の覚書締結も、名古屋の勢いをさらに強めていくだろう」とコメントした。
名市大の西野仁雄学長は「名古屋市が設立団体だけに、本学は環境問題の解決に挑戦し、貢献する大学を目指している。環境分野で次代を担う人材の育成はわれらの使命」としている。
国内では、東京大と神戸大も本年度から学生を派遣するとの覚書を交わした。
生物多様性条約
多様な生物の生息環境や資源の保全などを目的に1992年の地球環境サミットで採択。締約国は現在、190カ国・地域。2年に1度の締約国会議には国連や政府関係者、非政府組織(NGO)ら4000人以上が集う。
(2008年5月9日 中日新聞朝刊1面より)
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