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中日新聞掲載の大学記事

2017.07.20

浴衣姿で授業出席 南山大フェス、記念撮影も

 洋服を浴衣に替えて、普段とは違うキャンパスライフを体験する「南山ゆかたフェス」が17日、昭和区山里町の南山大であった。日本の文化を見直す機会にしようと、今回が初の試み。学生たちは浴衣姿で授業を受け友人たちとの記念撮影を楽しむなど満喫した。

 学生による実行委員会が主催。学内に着付けコーナーを設け、浴衣の販売もした。実行委の2年辻奈歩さん(20)は「せっかく国際色が豊かな大学。浴衣を通して日本の文化を知ってもらおうと企画した」と話す。

 授業の空き時間を利用して、茶や能といった伝統文化に触れられる催しも企画した。屋外で開いた撮影会には約50人が集まった。

 辻さんは「思ったよりも浴衣を着た人が多かったけど、来年からはもっと増やしたい。浴衣を着ると背筋が伸びて、授業も集中して受けられたような気がする」と話した。

 人文学部の森田貴之准教授(37)は「浴衣は江戸時代は日常の服だったが、今では非日常の服。それを大学という日常的な空間に持ち込んでいくのは面白い取り組み。これから育っていくことを期待したい」と話した。(中山梓)

(2017年7月20日 中日新聞朝刊市民版より)
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