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中日新聞掲載の大学記事

2017.06.19

日中関係テーマ 両国学生の視点 名外大で討論会

 日進市の名古屋外国語大で17日、日中大学生討論会が開かれ、両国の大学生8人が意見を交わした。

 名古屋外大など主催、中日新聞社共催。今回が3回目で、テーマは「トランプ時代の日中関係〜若者の視点から〜」。討論したのは、日本側、中国側それぞれ4人ずつで、いずれも日本語で話した。川村範行・名古屋外大特任教授がコーディネーターを務め、学生を中心に約300人が熱心に耳を傾けた。

 はじめに、トランプ政権の誕生による日中両国への影響を議論。両親が上海出身で6歳から東京に住んでいるという東京外国語大国際社会学科4年の丁天聖さんは「米国第一主義により、米国を介しての日中関係は友好より対立を深める危険がある」と発言。

 天津外国語大日本語学院2年の王儷舒(れいじょ)さんは「日中は経済的協力を深めてトランプ保護主義に立ち向かわなくてはいけない」と話した。

 また、留学などの体験から日中相手国の印象について、中国・南開大に2年間留学した愛知大現代中国学科4年塩井晴貴さんは「電子決済システムなどは中国が進んでいると感じた。中国人の友好的な性格は評価できる」とした。

 大連大日本語学科3年の呉●妍(ていけん)さんは「小さいころから日本のアニメが好きでずっと行きたいと思っていた」などと話し、王さんも「アイドルグループ嵐のファン。友人にもファンは多い」などと話した。

※●は女へんに亭

(2017年6月19日 中日新聞朝刊県内版より)
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