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2009.10.11
中京大 矢沢 決勝タイムリー
優勝の可能性を残す2校の対決は、中京大が中部大に3−2で先勝。渡辺健二塁手のケガによって先発出場のチャンスを得た矢沢英典二塁手(1年・中京大中京)が決勝適時打を放つなど活躍した。愛院大は愛工大に2−0で先勝した。
■初スタメンで結果
待ち望んでいた初スタメン。中京大の矢沢はレギュラー渡辺の右足けがによってめぐってきた絶好の出場機会だった。いきなり結果を出した。第2打席で中前打を放って同点の走者となると、第3打席の2死満塁では中前へ決勝の適時打。先発唯一の1年生は先輩に祝福されて素直に喜んだ。「今までやってきたことの結果を最初に出せてホッとしました」
守備を期待されての起用だった。1回の守備機会を無難にさばくと「これで楽になった」とその後も堅い守りを披露。村瀬監督も「十分に期待に応えてくれた」と合格点を与える内容だった。
この堅守も中京大中京高時代の苦い経験があってこそ。主将で三塁手として出場した昨春のセンバツ初戦で延長10回に一塁へ悪送球。この走者がサヨナラ負けに結びついた。「今となってはいい経験」と言うものの、大学入学後にひたすらノックを受けて守備を強化してきたことが実を結んだ。
次週の名商大戦は渡辺が復帰する見込み。今後の出番は保証されていない。「1つ上の健さん(渡辺)とは高校時代から競ってきた。これからも競い合いながら結果を出せればいいと思います」
優勝するためにはお互いに落とせない重要なカードで先勝。新戦力がもたらした勝利が、中京大に大きな弾みを付けそうだ。 (八手亦和人)
■天命を待つしか… 愛院大
前週、2つ目の勝ち点を落として優勝争いから後退した愛院大だが、気持ちを切り替えて愛工大に先勝した。田中監督は「今のチームは1、2年生が多いから気持ちは切れていない。残りの試合をすべて勝って天命を待つしかない」と、優勝が勝ち点3の争いになることを願った。
▽1回戦(中京大1勝)
中部大 000200000―2
中京大 00011100x―3
本塁打 戸軽(京)
▽1回戦(愛院大1勝)
愛工大 000000000―0
愛院大 10000001x―2
(2009年10月11日 中日スポーツ11面より)
■初スタメンで結果
待ち望んでいた初スタメン。中京大の矢沢はレギュラー渡辺の右足けがによってめぐってきた絶好の出場機会だった。いきなり結果を出した。第2打席で中前打を放って同点の走者となると、第3打席の2死満塁では中前へ決勝の適時打。先発唯一の1年生は先輩に祝福されて素直に喜んだ。「今までやってきたことの結果を最初に出せてホッとしました」
守備を期待されての起用だった。1回の守備機会を無難にさばくと「これで楽になった」とその後も堅い守りを披露。村瀬監督も「十分に期待に応えてくれた」と合格点を与える内容だった。
この堅守も中京大中京高時代の苦い経験があってこそ。主将で三塁手として出場した昨春のセンバツ初戦で延長10回に一塁へ悪送球。この走者がサヨナラ負けに結びついた。「今となってはいい経験」と言うものの、大学入学後にひたすらノックを受けて守備を強化してきたことが実を結んだ。
次週の名商大戦は渡辺が復帰する見込み。今後の出番は保証されていない。「1つ上の健さん(渡辺)とは高校時代から競ってきた。これからも競い合いながら結果を出せればいいと思います」
優勝するためにはお互いに落とせない重要なカードで先勝。新戦力がもたらした勝利が、中京大に大きな弾みを付けそうだ。 (八手亦和人)
■天命を待つしか… 愛院大
前週、2つ目の勝ち点を落として優勝争いから後退した愛院大だが、気持ちを切り替えて愛工大に先勝した。田中監督は「今のチームは1、2年生が多いから気持ちは切れていない。残りの試合をすべて勝って天命を待つしかない」と、優勝が勝ち点3の争いになることを願った。
▽1回戦(中京大1勝)
中部大 000200000―2
中京大 00011100x―3
本塁打 戸軽(京)
▽1回戦(愛院大1勝)
愛工大 000000000―0
愛院大 10000001x―2
(2009年10月11日 中日スポーツ11面より)