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中日新聞掲載の大学記事

2017.02.26

省燃費車、人工衛星 成果見て 金沢工大「夢考房」発表会

 金沢工業大の課外活動「夢考房プロジェクト」の発表会が25日、野々市市扇が丘の同大であり、学生たちが2016年度の成果を発表した。(谷口大河)

 プロジェクトは同大のものづくり支援施設「夢考房」を拠点に活動。発表会では省燃費車を開発する「エコラン」、人工衛星、建築デザインなど12グループが製作した成果物を並べ、来場した協力企業関係者や保護者らに解説した。

 エコランプロジェクトのエンジン班は、重量を抑えながら排気量を増やした新型エンジンを紹介。同班リーダーの機械工学科2年黒岩会斗さん(20)は「省燃費車の全国大会後、エンジンの一部部品に激しい摩耗や破損があった。潤滑の方法や耐久性の向上を考えたい」と改良に意欲を見せた。

 小型無人飛行機プロジェクトは、昨年8月の「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」自動操縦部門で初優勝した機体開発の試行錯誤を説明した。リーダーの航空システム工学科2年佐々木拳さん(20)は「自分たちに不足していた点が浮き彫りになった」と振り返った。

(2017年2月26日 北陸中日新聞朝刊石川県内版より)

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