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中日新聞掲載の大学記事

2009.08.27

ごみでメタンガス発生の仕組み実験 名城大で高校生

 瑞穂区の名古屋経済大高蔵高校の生徒が26日、天白区の名城大を訪ね、微生物の働きで食品廃棄物からメタンガスが発生する仕組みを実験で学んだ。

 生徒20人が、農学部の環境微生物学研究室(田村広人教授)で実験。3週間前に土を敷いておからやメロンの皮などを入れた小瓶を使い、中の空気や土中のDNAを分析し、どの食品から多くメタンガスが出るかや、どんな微生物が増えたかを調べた。3年の中司翔さんは「DNAの分析が簡単にできることに驚いた」。先生役を務めた院生の堀田雄大さん(25)は「科学の道に進んでもらえたら」と話していた。

 同校のエネルギー教育の一環で、ごみから燃料をつくり有効活用する狙い。理科離れを防ごうと中学や高校と大学などが連携する文部科学省の「サイエンスパートナーシッププロジェクト」にも選ばれた。

(2009年8月27日 中日新聞朝刊市民版より)
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