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中日新聞掲載の大学記事

2016.09.07

絵画、造形 平和考える 名芸大生 名東で作品展

 名古屋芸術大の学生らが「平和」をテーマに創作した芸術展が6日、名東区よもぎ台2の戦争と平和の資料館ピースあいちで始まった。24点が並び、絵画や造形、写真など多様な表現で平和とは何かを問い掛ける。24日まで。

 学生や卒業者、教授ら有志17人が参加。「日々」と題した学生の絵画は、台所などの日常風景に人のシルエットを描き、当たり前の生活が平和の上に成り立っていることを伝える。新聞紙を黒いパステルで塗りつぶした作品は、黒くない部分から「沖縄」「米軍」など新聞の見出しが目に飛び込み、基地問題に揺れる沖縄の現状を考えさせる。

 出展者の一人で大学非常勤講師の長谷川直美さん(45)は「若い世代に見てもらい、平和へ思いを巡らせてほしい」と願う。13日午後1時からは学生による作品解説もある。日、月曜休み。入館料大人300円、小中高校生100円。

(河北彬光)

(2016年9月7日 中日新聞朝刊市民版より)
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