全国大学野球選手権に初出場で初優勝した中京学院大（岐阜県中津川市）の硬式野球部の選手が３日、市内をパレードし、市民から祝福を受けた。優勝報告会では、市から野球部に市民栄誉賞が贈られた。（星野恵一）

　優勝メダルを胸にかけた選手ら２９人は午前１１時、市消防音楽隊や中京高校（岐阜県瑞浪市）チアリーダー部の先導で本町を出発。旧中山道を通ってＪＲ中津川駅まで８００メートルを笑顔で行進した。沿道を埋めた市民ら３０００人から「おめでとう」の声がかかり、拍手も鳴りやまなかった。

　この後、えびす町の市都市緑地公園で報告会。近藤正監督は市民ら１０００人を前に「チームは昨年、一昨年ともう一歩で神宮を逃した。敗戦が彼らをたくましくした」と報告。山崎善隆主将（４年）ら壇上の選手一人一人の紹介後、青山節児市長が市民栄誉賞としてヒノキの賞状を贈った。

　パレード前、急きょマイクを握った山崎主将は「優勝するとは思わなかった。決勝戦になって、やるしかないと思った」と報告。報告会後、吉川尚輝選手（同）は「多くの市民が集まってくれてうれしい。優勝も応援のおかげ」と話した。

（2016年7月4日　中日新聞朝刊岐阜総合版より）