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中日新聞掲載の大学記事

2016.03.30

愛大生 途上国の子にワクチン キャップ回収 年52万個達成

 愛知大名古屋キャンパス(中村区)の学生50人が昨年4月から回収してきたペットボトルのキャップが52万個を突破し、年間の最高記録を更新した。リサイクル業者に買い取ってもらい、売却代で発展途上国の子どもたちにワクチンを贈る。約600人分に相当するという。

 回収は環境サークル「ecoB・G(エコビジ)研究会」が2013年度に始めた。これまでの最高は14年度の約30万個だったが、15年度は近くの黄金中学校(同区)が協力。約14万個を寄付してくれたため、飛躍的に回収数が増えた。ほかにも県内の自動車学校3校や地域住民らがキャップを持ち寄った。

 キャップは4月中にも業者に引き取ってもらい、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(東京都港区)を通じて、発展途上国の子どもたちにワクチンを寄付する。

 サークルの代表で経営学部2年の渡辺純弥さん(20)=津市川方町=は「地域の人たちと協力して50万個を達成できた。これからも活動を続けたい」と話した。(問)同大名古屋キャンパス学生課=052(564)6113 (天田優里)

(2016年3月30日 中日新聞朝刊市民版より)

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