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中日新聞掲載の大学記事

2015.12.06

「まち歩き」避難の参考に 金沢工大・SoRA 住民に説明

 金沢工業大の学生でつくる防災減災プロジェクトチーム「SoRA」の活動報告会が5日、野々市市扇が丘の同大であった。市内で災害時の危険箇所を調べる「防災まち歩き」の結果を地元住民に説明し、注意を呼び掛けた。

 チームは建築学科の学生を中心に2013年に発足した。防災まち歩きは地域の防災に役立てようと、一昨年から市と同大を拠点避難所とする町内会と連携して実施。一昨年は高橋町、昨年は扇が丘、今年10月に本町2丁目で取り組んだ。

 この日は三町内会の住民25人を前に、リーダーの建築学科2年高田翔平さん(19)らが発表。地震で落下する可能性があるエアコンの室外機や、増水であふれる恐れがある汚れた側溝などを危険箇所として数えたところ、各町内会に100〜120件ほどあったとした。

 チームは今後、調査結果を周知するマップづくりなどを検討する。高田さんは「災害時の避難経路の参考にしてほしい」と話した。

 報告後の意見交換では、住民から「側溝掃除に協力してほしい」「災害時の協力のためにも、普段から学生が地域に入ってほしい」などの声が上がった。 (谷口大河)

(2015年12月6日 北陸中日新聞朝刊かが白山総合版より)

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