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中日新聞掲載の大学記事

2015.09.15

斬新なアイデア生かす 下呂 学生が観光プラン提案へ

 東海地方の大学生らに下呂市の新しい観光プランを提案してもらう「地域活性化インターンシップ(就業体験)」が13日、市内各所で始まった。18日まで滞在し、市民と交流しながらプランを策定。今冬発行の旅行雑誌「じゃらん」に掲載を予定している。

 若者の斬新なアイデアを交流人口の増加などにつなげようと、市が初めて主催。リクルートライフスタイル(東京)とリクルートキャリア(同)が協力。名古屋市や静岡県の大学生24人が参加した。

 13日は市観光課から観光の概要について説明を受けた後、馬瀬川のアユの伝統漁法「火ぶり漁」を見学。14日は5グループが旧五町村に分かれて、観光名所などを巡った。

 旧下呂町を担当したグループは、観光農園「おこし農園」や、温泉街に点在する足湯や下呂発温泉博物館などを見学。観光客への聞き取りもして、「温泉だけでなく冷泉もあったらいい」などの意見を引き出していた。

 東海学園大3年の阪本都佳早(つかさ)さん(20)=名古屋市=は「観光客が地元の人と交流できる場所があれば良いと思う。下呂の人たちの優しさが伝わるプランを作りたい」と話していた。

 学生らは最終日の18日午後2時から同市森の下呂交流会館で、観光プランを発表する。(小柳津心介)

(2015年9月15日 中日新聞朝刊飛騨総合版より)

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