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中日新聞掲載の大学記事

2015.09.14

愛知大学野球 中京大と名城大が雪辱

 中京大が中部大を3−2で破り、1勝1敗とした。先発した若林優斗投手(2年・三重)は6イニング2/3を投げ、被安打5、2失点と粘投した。名城大も愛大に6−3で雪辱し、3回戦に持ち込んだ。

■三重高先発対決は先輩・若林に軍配 中京大−中部大

 先輩後輩対決は、1学年上の中京大・若林に軍配が上がった。

 中部大の先発は昨夏の甲子園で三重高を準優勝に導き、一躍注目を集めた今井。「昨日LINE(ライン=無料通信アプリ)で、『明日一緒に投げ合えたらおもしろいな』と話していた」という若林。「まさか本当に一緒に先発することになるとは…」と苦笑したが、「先輩として絶対負けられなかった。まわりのみんなが粘ってくれたおかげです」と胸をなで下ろした。

 若林は今春リーグの中部大との3回戦でも先発し、チームを勝利に導いた。相性の良さを半田卓也監督(32)に買われてこの試合も先発した。「中部はいい打者ばかり。一瞬たりとも気が抜けなかった」

 6回までは完封ペース。7回に最初の打者に四球で出塁を許したところで、6番・纐纈の左越え適時二塁打を打たれた。犠飛でさらにもう1点追加されたところでマウンドを退いた。「慎重になりすぎて、逆に力んでしまった。もっと大胆に投げられるようになるのが今後の課題です」と反省した。

 春季リーグは6週目まで首位を独走していたが、最終カードの名城大戦を2連敗で落とし、優勝を逃した。「もうあんな悔しい思いは2度としたくない。今度こそ優勝できるように、チームに貢献したい」と力を込めた。13年秋季リーグ以来、4期ぶりの優勝を目指して突っ走る。

 (安達健)

■ミス突き逆転 名城大

 名城大は2−2の同点で迎えた8回2死一、三塁、栗林の暴投で1点を奪われたが、9回に打線がつながり、相手の失策もあって4点を奪って逆転勝ち。松永監督は「正直8回は負けを覚悟した。初回から相手にプレッシャーを与える打撃ができていたので、いつか流れが来ると信じていた。うちらしく、相手のミスを誘う野球ができた」と納得の表情だった。


▽2回戦(1勝1敗)
中京大 021000000―3
中部大 000000200―2
本塁打鈴木孝(京)

▽2回戦(1勝1敗)
名城大 020000004―6
愛大 100010010―3

(2015年9月14日 中日スポーツ10面より)

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