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2015.08.29
インターン学生ら企画、運営 升工場子ども向け見学会
■大垣 歴史や工程説明、恒例化を視野
升の生産量日本一を誇る大垣市。製造過程を深く知ってもらおうと、升メーカーの大橋量器(西外側町)は28日、子ども向けの工場見学会を開いた。その企画から運営までを、短期インターンシップ(就業体験)中の学生らが担った。(榊原大騎)
今回携わったのは、東海学院大3年の布目峻啓(としひろ)さん(20)=名古屋市、愛知淑徳大3年の神谷菜月さん(21)=愛知県刈谷市、岐阜大2年の藤井みさのさん(20)=岐阜市の3人。それぞれ専門は違うが、夏休みを利用して今月17日から約1カ月間、インターンに取り組んでいる。
企画づくりを始めたのは、その初日。大橋博行社長(51)から「升について理解を深めてもらえる企画を」と命題を与えられた。これまでは「より多くの人に升を知ってもらう」という趣旨のイベントが多かったため、一歩踏み込んだ形だ。
「升についてはよく知らなかった」という3人は、そこから猛勉強をスタート。本番までの猶予は1週間と少し−。工場を歩き、従業員から直接、升の知識を吸収していった。同時に、学校を回るなど見学会の広報活動もこなした。
この日の見学会は、午前と午後に分けて実施。午前の部では、3人は参加した20人を前に、分量を量るといった升の使われ方や歴史を説明した後、工場内で細かい工程を説明して回った。
ものづくりに興味があるという宇留生小5年の不破颯吾君(11)は母親の由紀子さん(42)、弟の秀斗君(6つ)と参加し、「升の歴史はすごい」と喜んだ。由紀子さんは「日本の木を使っているので安心した。家でも使ってみたい」と笑顔を見せた。
学生の中で中心的な役割を担った布目さんは「もっと改善できるところがあった」と反省しながらも、「こうしたイベントを恒例化できるようにしていきたい」と前向き。さらに「地元に世界に誇れる産業があるのは恵まれていると思う。インターンが終わったら、自分の地元の産業も知ってみたい」と意気込んだ。
(2015年8月29日 中日新聞朝刊西濃版より)
升の生産量日本一を誇る大垣市。製造過程を深く知ってもらおうと、升メーカーの大橋量器(西外側町)は28日、子ども向けの工場見学会を開いた。その企画から運営までを、短期インターンシップ(就業体験)中の学生らが担った。(榊原大騎)
今回携わったのは、東海学院大3年の布目峻啓(としひろ)さん(20)=名古屋市、愛知淑徳大3年の神谷菜月さん(21)=愛知県刈谷市、岐阜大2年の藤井みさのさん(20)=岐阜市の3人。それぞれ専門は違うが、夏休みを利用して今月17日から約1カ月間、インターンに取り組んでいる。
企画づくりを始めたのは、その初日。大橋博行社長(51)から「升について理解を深めてもらえる企画を」と命題を与えられた。これまでは「より多くの人に升を知ってもらう」という趣旨のイベントが多かったため、一歩踏み込んだ形だ。
「升についてはよく知らなかった」という3人は、そこから猛勉強をスタート。本番までの猶予は1週間と少し−。工場を歩き、従業員から直接、升の知識を吸収していった。同時に、学校を回るなど見学会の広報活動もこなした。
この日の見学会は、午前と午後に分けて実施。午前の部では、3人は参加した20人を前に、分量を量るといった升の使われ方や歴史を説明した後、工場内で細かい工程を説明して回った。
ものづくりに興味があるという宇留生小5年の不破颯吾君(11)は母親の由紀子さん(42)、弟の秀斗君(6つ)と参加し、「升の歴史はすごい」と喜んだ。由紀子さんは「日本の木を使っているので安心した。家でも使ってみたい」と笑顔を見せた。
学生の中で中心的な役割を担った布目さんは「もっと改善できるところがあった」と反省しながらも、「こうしたイベントを恒例化できるようにしていきたい」と前向き。さらに「地元に世界に誇れる産業があるのは恵まれていると思う。インターンが終わったら、自分の地元の産業も知ってみたい」と意気込んだ。
(2015年8月29日 中日新聞朝刊西濃版より)