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中日新聞掲載の大学記事

2015.08.30

僕の夏 ロボットで表現 金沢工大 小中生が学生と製作

 金沢工業大(野々市市)ロボティクス学科、情報工学科学生が運営する「夢考房Junior」プロジェクトは29日、子どもたちと学生がチームを組み、夏の思い出をイメージしたロボットを作る「夏休みハッカソン」を始めた。30日に完成させる。

 ハッカソンはプログラミングを意味する「ハッキング」と「マラソン」を掛け合わせた造語で、短期間に独創的なプログラミングをするイベントを指す。学生や子どもたちを見守った出村公成教授によると、子どもを対象にしたハッカソンは全国に例がないという

 金沢市と近隣の小学3年から中学1年までの23人が参加。両学科の学生15人がサポートした。

 子どもたちはチームで「ラジオ体操」「カブトムシ」「スイカ割り」「船」「キリコみこし」「セミ」「花火」など思い思いにロボットのテーマを決めた。モーターや音源、光源などが組み込まれたブロックを使ってロボットを作り、動きを試行錯誤しながらプログラミングしていった。

 関節制御用モーターを8個も使い、ラジオ体操ロボット製作に挑む金沢市森本小6年の矢田春輝君は「難しいかもしれないけれど、完成させたい」と意気込んだ。

 夢考房Juniorのリーダー近藤真司さん(ロボティクス学科2年)は「子どもたちは思った以上に意見を出し、製作も熱心にしてくれている」と話した。

 (松本芳孝)

(2015年8月30日 北陸中日新聞朝刊白山・加賀版より)

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