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中日新聞掲載の大学記事

2015.07.11

空間全体に古代表現 西区で瀬戸・竹内さん個展

 県立芸術大准教授で彫刻家の竹内孝和さん(54)=瀬戸市幡山町=の個展が、西区那古野1の「LADギャラリー」で開かれている。20日まで。入場無料。

 竹内さんは、立体作品などを並べて、抽象的な概念を空間全体で表現する作品に取り組んでいる。今回のテーマは「古代の私はよく見えた」。土が敷き詰められた8畳ほどの空間に、草やおので切り倒された木、原人を模した陶器の面を展示。人間が火を使うようになった時代を表現しているという。

 竹内さんは「古代と比べて現代は情報が多すぎる。情報に惑わされて物事の本質が見えなくなっているのでは」と作品に込めた思いを説明した。午後1〜6時。水曜休み。(斉藤和音)

(2015年7月11日 中日新聞朝刊市民版より)
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