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中日新聞掲載の大学記事

2015.07.09

中部大生ら6人に感謝状 水難救助で加茂署

 岐阜県白川町河岐の白川で、溺れていたアユ釣り客を協力して救助した中部大(愛知県春日井市)の野球部員ら6人が8日、加茂署から感謝状を贈られた。

 受け取ったのは、いずれも2年生で硬式野球部の纐纈甲太朗さん(20)=白川町出身、肥田尚大さん(20)=土岐市、梅田京佑さん(19)=下呂市出身、愛知大周さん(20)=瑞浪市、下和田紘平さん(20)=名古屋市=の5人と、同町赤河の会社員川上大輔さん(38)。

 6人は6月20日午前10時半ごろ、アユ釣り中に岩から足を滑らせ、川に流された可児市の男性(61)を助けた。男性は釣りをしていた浅瀬から100メートルほど流され、水深2〜3メートルの深みに浮いていた。

 纐纈さんの実家近くでバーベキューをしていた部員たちは「溺れとるぞ」という現場からの声を聞き、約150メートルを走って現場へ。梅田さん、愛知さん、下和田さんが川上さんと川を泳いで救出し、他の部員は、ロープの用意や駐在所への連絡などを担った。

 纐纈さんは「瞬時に役割分担ができて良かった」。愛知さんは「男性が助かって良かった」と振り返った。

 早川勝実署長は「チームプレーで人命を救助していただき、ありがたい」と感謝した。(酒井健)

(2015年7月9日 中日新聞朝刊岐阜版より)
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