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2015.06.24
名学芸大管理栄養学部サークル 食育推進 国から表彰
学生食堂の献立を考えたり、公共施設でランチを提供したりしている名古屋学芸大管理栄養学部(日進市)のサークル「Canteen(カンティーン)」が、内閣府の食育推進ボランティア表彰を受けた。健康的な食事の普及活動が評価され、部員たちは「先輩たちから引き継いだ活動が実ってうれしい」と感激している。(並木智子)
カンティーンは、管理栄養士を目指す学生が利用する食堂のメニューは栄養バランスがよく理想的であるべきだとの考えから、2006年に発足した。英語で「食事のために集まる場所」との意味で、栄養バランスのいい食事を多くの人に知ってもらおうと、学生食堂への献立提供から始めた。
現在1〜3年生計110人が所属。学生食堂では、10人前後の班が交代で毎月第4水曜日に登場する「ヘルシーメニュー」の献立を担当。献立は野菜を100グラム以上入れ、タンパク質や脂質、炭水化物のバランスに気を付ける。ボリューム感を保ちつつ、1食680〜800キロカロリーに抑えるのが基本。毎回100食が完売するほどの人気ぶりだ。
同じキャンパス内の名古屋外国語大の食堂でも、毎月第3週に夏バテ防止など季節のテーマに合わせた小鉢の献立を考案している。
その後、活動の幅が学外にも広がり、2011年からは市役所隣のにぎわい交流館の食堂で毎週土曜日に500円ランチを提供。毎回5人ほどが担当して業者に食材を発注し、調理もこなす。指導する塚原丘美(たかよし)教授(臨床栄養学)は「人件費がかからないので、いい食材を使える。ここも毎回30食ほどが完売します」と話す。そのほか名古屋市内のファーマーズマーケットで、季節の食材を使った料理やデザートのレシピ紹介や試食提供もしている。
20日に東京都内で開かれた表彰式に出席した3年の笠原千鶴部長(20)は「にぎわい交流館の食堂で、アンケートの『おいしかったよ』の言葉が何よりうれしい。全国のいろんな取り組みも知ったので、違った活動もどんどんやっていきたい」と張り切っている。
(2015年6月24日 中日新聞朝刊なごや東版より)
カンティーンは、管理栄養士を目指す学生が利用する食堂のメニューは栄養バランスがよく理想的であるべきだとの考えから、2006年に発足した。英語で「食事のために集まる場所」との意味で、栄養バランスのいい食事を多くの人に知ってもらおうと、学生食堂への献立提供から始めた。
現在1〜3年生計110人が所属。学生食堂では、10人前後の班が交代で毎月第4水曜日に登場する「ヘルシーメニュー」の献立を担当。献立は野菜を100グラム以上入れ、タンパク質や脂質、炭水化物のバランスに気を付ける。ボリューム感を保ちつつ、1食680〜800キロカロリーに抑えるのが基本。毎回100食が完売するほどの人気ぶりだ。
同じキャンパス内の名古屋外国語大の食堂でも、毎月第3週に夏バテ防止など季節のテーマに合わせた小鉢の献立を考案している。
その後、活動の幅が学外にも広がり、2011年からは市役所隣のにぎわい交流館の食堂で毎週土曜日に500円ランチを提供。毎回5人ほどが担当して業者に食材を発注し、調理もこなす。指導する塚原丘美(たかよし)教授(臨床栄養学)は「人件費がかからないので、いい食材を使える。ここも毎回30食ほどが完売します」と話す。そのほか名古屋市内のファーマーズマーケットで、季節の食材を使った料理やデザートのレシピ紹介や試食提供もしている。
20日に東京都内で開かれた表彰式に出席した3年の笠原千鶴部長(20)は「にぎわい交流館の食堂で、アンケートの『おいしかったよ』の言葉が何よりうれしい。全国のいろんな取り組みも知ったので、違った活動もどんどんやっていきたい」と張り切っている。
(2015年6月24日 中日新聞朝刊なごや東版より)