HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2015.06.17
皇女和宮の足跡 古文書から解説 大垣で講演会
徳川将軍家に嫁ぐため江戸へ向かった皇女和宮の中山道通行について、鵜沼宿(各務原市)に残された古文書から読み解く講演会が、大垣市室本町のスイトピアセンターであった。
同市に事務局を置く皇女和宮史跡保存会が主催。岐阜女子大文化創造学部講師の辻公子さんが講演し、会員と市民ら70人が聴講した。
大名や公家の宿泊施設である本陣を経営した桜井家の古文書によると、宿場では和宮の通行に向け建物の修繕や調度品の用意が慌ただしくなされた。辻さんは「金銭的にも人的にも、宿場に重い負担を強いるものだった」と解説した。
和宮は同じ中山道の赤坂宿(大垣市)で宿泊。和宮に提供した食事に関する記録が、両宿ともに残っている。辻さんは共通点として「内陸では珍しい魚を集めてきて出していたようだ」と紹介した。(中根真依)
(2015年6月17日 中日新聞朝刊広域岐阜版より)
同市に事務局を置く皇女和宮史跡保存会が主催。岐阜女子大文化創造学部講師の辻公子さんが講演し、会員と市民ら70人が聴講した。
大名や公家の宿泊施設である本陣を経営した桜井家の古文書によると、宿場では和宮の通行に向け建物の修繕や調度品の用意が慌ただしくなされた。辻さんは「金銭的にも人的にも、宿場に重い負担を強いるものだった」と解説した。
和宮は同じ中山道の赤坂宿(大垣市)で宿泊。和宮に提供した食事に関する記録が、両宿ともに残っている。辻さんは共通点として「内陸では珍しい魚を集めてきて出していたようだ」と紹介した。(中根真依)
(2015年6月17日 中日新聞朝刊広域岐阜版より)