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2015.06.11
全日本大学野球選手権 皇学館大 存在感示した 昨年準Vの神大に惜敗
8強が出そろった。初出場の皇学館大(東海地区)は神奈川大(神奈川)に0−3で敗れ、中部勢は姿を消した。優勝候補の早大(東京六)は東海大北海道(札幌学生)に12−0で5回コールド勝ち。26年ぶり出場の専大(東都)は京都学園大(京滋)に2−1で競り勝った。
昨年の準優勝校、神奈川大を相手に食い下がった。皇学館大はユニバーシアード日本代表左腕の浜口を相手に、機動力を生かし、足を絡めて積極的に進塁する自らのスタイルを貫いた。安打は3本にとどまったものの、夢にまで見た神宮の舞台でしっかりと存在感を示した。
森本進監督(56)は「最高の舞台で自分たちの力を遺憾なく発揮してくれた。ここまで連れてきてくれた選手に感謝したい」とナインをねぎらった。
2日連続で先発した浜岡健士投手(4年・三重高)は5安打3失点。1点を先制され迎えた5回に無死一、二塁のピンチから2死まで持っていくも、4番・高田に左前適時打を打たれた。「せっかく2死まで追い込んだのに球が抜けてしまった。ここを踏ん張れていれば結果は変わったかもしれない」と悔しさをにじませた。
9日の福井工大戦は131球を投げきり完封。肩と肘には張りが残っていた。2日連続の先発はリーグ戦でも未経験。登板に不安はあったが、前夜に天満主将や同部屋の古市らに「お前で負けたなら悔いはない」と背中を押され、決心した。
「試合には負けてしまったが、この晴れ舞台で仲間といい戦いができた」と浜岡。「まだまだ課題だらけだが、その分もっと伸びると思う」と自信を見せた。神宮球場での経験を糧にさらなる高みを目指し、アピールを続ける。 (安達健)
▽2回戦
皇学館大(東海)000000000―0
神奈川大(神奈川)00102000x―3
(皇)浜岡、加藤−矢野、玉置
(神)浜口−中浦
(2015年6月11日 中日スポーツ15面より)
昨年の準優勝校、神奈川大を相手に食い下がった。皇学館大はユニバーシアード日本代表左腕の浜口を相手に、機動力を生かし、足を絡めて積極的に進塁する自らのスタイルを貫いた。安打は3本にとどまったものの、夢にまで見た神宮の舞台でしっかりと存在感を示した。
森本進監督(56)は「最高の舞台で自分たちの力を遺憾なく発揮してくれた。ここまで連れてきてくれた選手に感謝したい」とナインをねぎらった。
2日連続で先発した浜岡健士投手(4年・三重高)は5安打3失点。1点を先制され迎えた5回に無死一、二塁のピンチから2死まで持っていくも、4番・高田に左前適時打を打たれた。「せっかく2死まで追い込んだのに球が抜けてしまった。ここを踏ん張れていれば結果は変わったかもしれない」と悔しさをにじませた。
9日の福井工大戦は131球を投げきり完封。肩と肘には張りが残っていた。2日連続の先発はリーグ戦でも未経験。登板に不安はあったが、前夜に天満主将や同部屋の古市らに「お前で負けたなら悔いはない」と背中を押され、決心した。
「試合には負けてしまったが、この晴れ舞台で仲間といい戦いができた」と浜岡。「まだまだ課題だらけだが、その分もっと伸びると思う」と自信を見せた。神宮球場での経験を糧にさらなる高みを目指し、アピールを続ける。 (安達健)
▽2回戦
皇学館大(東海)000000000―0
神奈川大(神奈川)00102000x―3
(皇)浜岡、加藤−矢野、玉置
(神)浜口−中浦
(2015年6月11日 中日スポーツ15面より)