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中日新聞掲載の大学記事

2015.06.03

学内図書館 学びの場に 学生、社会人向けに整備 岐阜経済大「ラーニング・コモンズ」

 岐阜経済大(大垣市北方町)は、学内の図書館を、学生が議論や発表を通じて主体的に学習を深める場「ラーニング・コモンズ」として整備した。同時に住民らへの図書館開放もスタート。地域で学び合う環境の広がりに期待を込める。(山本克也)

 図書館は3階建てでラーニング・コモンズは2階にある。開放的なスペースに可動式の机のほか、映像を表示するプロジェクター、無線構内情報通信網(LAN)環境などを用意。34万点の所蔵資料も活用しながら、グループ学習を進めやすくする。

 3階には、ゼミなどに活用できるグループワーク室を用意。住民らによる学習会の会場として、当面無料で使用できる。ほかに、女子学生専用の懇談コーナーもある。

 1階には大学創立からの年表が掲げられ、大垣市や地元企業に関する資料展示と新聞閲覧のスペースとなっている。図書館の整備費用は2100万円。文部科学省事業の指定を受け、7割ほどを補助金で賄った。

 1977(昭和52)年に建てられた図書館は、これまで学生や教職員以外は利用できなかった。館長の竹内治彦副学長は「社会人の利用で学ぶ雰囲気がもっと広がり、学生に良い刺激になれば」と話している。

 学生以外の利用は、西濃2市9町在住・在勤・在学の高校生以上の人が対象で、入館証の発行手数料として100円必要。

 利用申し込みなどの問い合わせは岐経大図書館=電0584(77)3527=へ。

(2015年6月3日 中日新聞朝刊西濃版より)
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