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中日新聞掲載の大学記事

2015.05.24

愛知大学野球 愛院大劇勝V王手

 1部の最終週第1日は23日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で1回戦1試合を行い、愛院大が日福大にサヨナラ勝ちし、2季ぶり47度目の優勝まであと1勝とした。

 愛院大は2−2の9回、敵失と犠打などで2死一、三塁とし、暴投で決勝点を挙げた。8回2死一、二塁でリリーフした曽田(3年、島根・開星)が、そのまま反撃を抑えて今季初勝利を挙げた。

 日福大は優勝の可能性が消えた。

■「気持ちで勝つ」 曽田好リリーフ

 両チームとも優勝を懸けた戦い。終盤の危機をしのいだ愛院大の曽田は「最後は気持ちの強い方が勝つ」と、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 8回2死一、二塁でリリーフ。球を低めに集め、後続を断った。9回は、四球と左前打で無死一、二塁の窮地。右の強打者、松尾(1年、愛知・大府)を迎えた。

 「とにかく長打を打たれなければ、いい」。右横手から得意のスライダーを交えて組み立てた。フルカウントからの7球目。力のある直球で押し込み捕邪飛に。後続も抑えた。

 昨春の優勝メンバーで、全日本大学野球選手権も出場。「あの舞台の楽しさを知ってしまったから、誰にも譲りたくはなかった」。その思いが優勝へ王手をかける勝利につながった。 (平野梓)

▽パロマ瑞穂(愛院大1勝)
日福大 000000200―2
愛院大 000101001x―3
本塁打 岡鼻(福)、宮野(院)

(2015年5月24日 中日新聞朝刊25面より)
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