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中日新聞掲載の大学記事

2015.01.16

里山 精巧なジオラマ 県美術館 名学芸大の卒業制作

 名古屋学芸大(日進市)メディア造形学部デザイン学科の卒業制作展が18日まで、栄の県美術館ギャラリー8階で開かれている。入場無料。

 4年生92人が映像や立体作品などを1人1点ずつ出した。つまみを回すと、電子音とともに画面に色とりどりの花柄が姿を表す装置や、座ったまま便座に移動できる車いすなどアイデア作品が並ぶ。名東区の牧野ケ池緑地の里山再生をイメージした精巧なジオラマも来場者の目を引いている。

 プロダクトデザインコースの三谷奈穂さん(22)=北区=は高さ40センチ、幅35センチの茶器の収納用具「茶かご」を制作。竹ひごを5ミリ間隔で並べ日本の茶の湯文化を演出しており「飾って楽しむ茶器の新しい一面を引き出したかった」と説明する。

 指導する西野圭一郎専任助手は「磨かれた若い感性を知ってほしい」と話している。卒業制作展は2006年に始まり、今年で10回目。(市川泰之)

(2015年1月16日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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