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2014.08.09
東三河のお茶PR 愛大生ら 19日、豊橋でイベント
県内随一の煎茶産地である東三河の茶を若い世代に知ってもらおうと、茶農家と愛知大生が協力し、初のイベント「夏だ!GreenTeaフェスタ」を19日に豊橋市で開く。(小椋由紀子)
温暖な気候を生かして新城、豊橋、田原市などでは、煎茶の県内生産量の8割を栽培し、静岡の市場などに出荷しているという。地元では主に静岡産が消費されているため知名度が低い上、ペットボトル緑茶の普及で、急須で飲む茶葉の需要が減少。茶単価は15年前の3分の1にまで落ちた。
価格の下落や栽培面積の減少に歯止めをかけ、地産地消やブランド化を進めようと、茶農家5人が昨年7月「東三河茶友の会」を結成。一般向けのPRを進めている。
友の会に賛同した愛知大の2年生女子7人が今年5月、「あいちの茶を愛する」グループの「アイチャ」を結成。茶工場の見学や講義を受けてきた。イベントでは、参加者にお茶のおいしい入れ方を教えたり、景品付きのお茶クイズを企画する。
アイチャ代表の嶋田麻由子さん(19)は「地元にお茶があると知らなかった。入れ方や種類で深みや甘味や苦味も全然違い、もうペットボトルは飲めないくらい。私たちの世代にも本物の茶の味を知ってほしい」と話す。
友の会の磯田尚久会長(52)は「消費者が求める新しい茶を発信したい。学生の意見は市場調査にもなる」と話し、秋のシンガポールでの展示会や、冬に名古屋で予定する催しにも協力してもらうつもりだ。
イベントは19日午後2時半〜4時。豊橋市松葉町の豊橋市民センターで。参加希望者は15日までに東三河茶友の会事務局(磯田園内)=電0531(22)0368=へ申し込む。
(2014年8月9日 中日新聞朝刊東三河総合版より)
温暖な気候を生かして新城、豊橋、田原市などでは、煎茶の県内生産量の8割を栽培し、静岡の市場などに出荷しているという。地元では主に静岡産が消費されているため知名度が低い上、ペットボトル緑茶の普及で、急須で飲む茶葉の需要が減少。茶単価は15年前の3分の1にまで落ちた。
価格の下落や栽培面積の減少に歯止めをかけ、地産地消やブランド化を進めようと、茶農家5人が昨年7月「東三河茶友の会」を結成。一般向けのPRを進めている。
友の会に賛同した愛知大の2年生女子7人が今年5月、「あいちの茶を愛する」グループの「アイチャ」を結成。茶工場の見学や講義を受けてきた。イベントでは、参加者にお茶のおいしい入れ方を教えたり、景品付きのお茶クイズを企画する。
アイチャ代表の嶋田麻由子さん(19)は「地元にお茶があると知らなかった。入れ方や種類で深みや甘味や苦味も全然違い、もうペットボトルは飲めないくらい。私たちの世代にも本物の茶の味を知ってほしい」と話す。
友の会の磯田尚久会長(52)は「消費者が求める新しい茶を発信したい。学生の意見は市場調査にもなる」と話し、秋のシンガポールでの展示会や、冬に名古屋で予定する催しにも協力してもらうつもりだ。
イベントは19日午後2時半〜4時。豊橋市松葉町の豊橋市民センターで。参加希望者は15日までに東三河茶友の会事務局(磯田園内)=電0531(22)0368=へ申し込む。
(2014年8月9日 中日新聞朝刊東三河総合版より)