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中日新聞掲載の大学記事

2014.06.28

観光案内板 提案へ 常滑・やきもの散歩道 学生が調査

 常滑市中心部のやきもの散歩道の活性化方法を考える大学生の調査研究が27日、3日間の日程で始まった。付近を散策しながら、新しい観光案内板などを考え、最終日に市民らに成果を発表する。(安田功)

 調査研究に参加しているのは県立大、愛知淑徳大、椙山女学園大、中京大、中部大、名古屋経済大の計26人。椙山女学園大などは、タイの木造建築物の保全方法なども研究してきた。古い町並みが残る常滑も調査しようと、建築やインテリアなどを専攻する有志が集まった。

 学生たちは3日がかりで、観光客が住宅地に誤って入り込まないような観光案内板のデザインや、写真愛好家ら向けに景観の良い場所を紹介する地図を考案する。招き猫などを生かした新商品や空き家の再活用などにもアイデアを広げる。

 この日、3日間寝泊まりする元製陶所の建物に集合。自己紹介の後、各グループに分かれて散歩道を歩き、れんがの煙突などを写真に収めていた。

 椙山女学園大4年の梅村あかりさん(21)は「景観はいいが、空き家・空き地が多いのが残念。国内外の人が焼き物を通じて、交流する拠点になるよう提案したい」と話した。

 29日夕、片岡憲彦市長やまちづくりに携わる市民らを招いて研究成果を発表する。

(2014年6月28日 中日新聞朝刊知多版より)
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