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中日新聞掲載の大学記事

2014.05.04

愛知大学野球 中部大と愛院大先勝

 1部の第5週第1日は3日、愛知県豊田市の豊田球場で1回戦2試合を行い、中部大が名城大に3−1で、愛院大が愛大に11−4で先勝した。

 中部大は3回に押し出しで先制。5回1死2、3塁から代打細川太(3年、岐阜・大垣商)の右犠飛で1点を加え、7回も加点した。先発若林(3年、富山・滑川)は8回1失点と好投した。愛院大は1−0の4回、林(2年、富山・高岡商)の左前打を起点に計5本の単打などで5得点。5回、6回も追加点を挙げて試合を決めた。

■エース若林の覚悟 内角直球ピシャリ

 自ら招いた窮地を抑えてエースの自覚を示した。1−0の5回、中部大の右腕若林は四球で走者を出し、盗塁と自らのけん制悪送球で無死3塁とされた。打席には右の巧打者小塚(4年、名古屋工芸)。1ボール2ストライクに追い込んだ後、自信があった外角に厳しく攻めたが、6球続けてカットされた。

 「もう外角は使えない」。覚悟を決めて内角直球を投げた。思い切った分、球が相手の懐に食い込んだ。詰まらせて3ゴロ。「内角は得意じゃなかったけれど、エースならしっかり攻めようと腕を振った。ここをしのげたのは自信になった」。後続2人は丁寧に低めにボールを集めて打ち取った。

 今季は2試合に先発したが、ともに終盤に連打を浴びるなどして敗れた。「きょうは最後まで集中を切らさずにいけた。やっと役割を果たせた」。待ちわびた初勝利に誇らしげだった。(平野梓)

▽豊田(中部大1勝)
名城大 000000010―1
中部大 00101010x―3

▽同(愛院大1勝)
愛大 000001021―4
愛院大 00153200x―11
本塁打 稲吉(院)

(2014年5月4日 中日新聞朝刊25面より)

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