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中日新聞掲載の大学記事

2014.02.26

ボウリング 全日本大学個人選手権 朝日大・安里4位 準決勝進出 

 全日本大学個人ボウリング選手権の予選第2日が25日、東京都のシチズンボウルであり、ナショナルチームメンバーの安里(あさと)秀策(22)=岐阜・朝日大4年=が4位で準決勝に進んだ。安里は計12ゲームで2751ピン(アベレージ229)をマーク。26日に準決勝(男子48、女子24人)、決勝(男子24、女子12人)がある。

■12ゲーム2751ピン

 最終ゲームを6連続ストライクで締め、安里は小さくこぶしを握った。首元にネックレスを光らせる今どきの22歳は「前半はレーンコンディションがつかめなくて。苦労しましたが、後半にスコアを上げられて良かったっす」と笑った。

 右腕を高く突き上げる豪快なフォームを持つ。「あまり自分のフォームは好きじゃないんですが」とこぼすが、鋭く曲がるボールも見応えは十分。200ピンを切ったゲームはなく、安定した投球で上位に食い込んだ。

 沖縄県出身で、2011年にナショナルチームに選ばれた。昨年8月には世界選手権に初出場。日本はアマチュアしか出られないが、海外からはトッププロが集まる。安里はシングルス戦で日本勢最高の31位に入った。

 「前半はメダルが狙えるかもと思ったんですが・・・。甘くなかったっす」。レーンコンディションに対応できず失速。「海外の選手はパワー、回転量、レーンへの対応力が違った。勉強になりました」。世界の舞台での経験は十分に糧になった。

 今大会は予選、準決勝、決勝の総合ピンで優勝を決める。トップとは166ピン差。「差が結構ありますが、優勝しか考えてません」。まだまだ逆転を諦めてはいない。 (青山直樹)

■連覇狙う竹川2位

 女子では、ナショナルチームメンバーで連覇を狙う竹川ひかる(22)=岐阜・朝日大4年=が、予選2位で準決勝に進んだ。後半にスコアを落とし「なかなかレーンに合わせられなくて」とうつむいた。昨年11月に、プロのトップ選手も集うジャパンオープンを制したホープ。「残り9ゲームあるので、何とか差を縮められるよう頑張ります」と誓った。

◆中部勢の予選上位20位以内と成績
 ▽男子 (2)越後拓真(名産大)2810(4)安里秀策(朝日大)2751(7)渡辺玲史(名産大)2711(10)伊藤兄己(同)2684(15)藤井和真(愛院大)2627(16)脇坂裕貴(朝日大)2622
 ▽女子 (2)竹川ひかる(朝日大)2491(4)松尾星伽(愛大)2468(10)松尾愛美(名産大)2311(13)渡辺沙羅(愛大)2262(20)永井萌々香(四日市大)2204

(2014年2月26日 中日スポーツ12面より)
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