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中日新聞掲載の大学記事

2014.02.06

カーシェアいいね! 名鉄協商「カリテコ」 大学生がPR

 複数の会員が自動車を共同利用するカーシェアリング(カーシェア)の魅力を大学生たちに知ってもらおうと、名古屋の学生団体が実際にカーシェアで外出した体験をインターネットの交流サイトで公開している。東海地方でカーシェア事業「カリテコ」を展開する名鉄協商(名古屋市)は大学生を今後の重要なターゲットとして、団体の活動を後押ししている。(池内琢)

 「車両の維持費や保険料が掛からないから、もっと大学生にカーシェアを使ってほしい」。1月末、名古屋・栄であった環境活動の発表会。カーシェアの普及を目指す学生団体「エコラボ」代表の梅田茜さん(21)が訴えた。梅田さんは名古屋市立大経済学部3年。環境ビジネスに関心があり、二酸化炭素の排出削減にも貢献するカーシェア事業に興味を持った。

 昨年9月、愛知大の友人らとエコラボを設立。手始めに5人の部員で手分けし、キャンパス内で50人にカーシェアについて意識調査をした。その結果、「レンタカーとの違いが分からない」「料金設定が不明瞭」など、そもそもカーシェアを知らない学生が多いことが分かった。

 エコラボは、インターネットの交流サイト「フェイスブック」に専用サイトを開設。名鉄協商のアドバイスを受け、カーシェアで伊勢神宮などに出掛けた様子を動画に撮りサイト上に公開。開設から4カ月で、サイトを見た学生らの賛意を示す「いいね!」は100件を超えた。

 カリテコは名古屋駅周辺など東海地方の約195拠点で250台を展開。入会金やガソリン代が必要なく、利用時間を基準に会員に課金するシステムを採用している。15分間で軽自動車なら175円、小型車は200円ほどだ。

 高橋裕一カーシェア事業部長は「エコラボとの情報交換を通じて、学生向けの戦略を練っていきたい」と活動を歓迎する。梅田さんは「スマホで手軽に予約でき、ネット世代の大学生には魅力的。通学にも利用してほしい」と話す。

(2014年2月6日 中日新聞朝刊9面より)
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