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2008.03.15
就職内定率 大学生4年連続上昇
高校生も95年水準に回復
今春卒業予定の大学生の就職内定率が2月1日現在で、前年同期比1・0ポイント増の88・7%と、4年連続で上昇したことが、厚生労働、文部科学両省の集計で分かった。高校生も1月末現在で89・4%と、1995年と同水準まで回復した。
厚労省は「団塊世代の大量退職と景気回復で、企業の採用ニーズが依然高い」としている。
集計によると、大学生の男子は89・2%(前年同期比0・7ポイント増)、女子は88・2%(1・4ポイント増)、短大女子は76・7%(6・1ポイント増)。高等専門学校(男子)も1・2ポイントアップ。専修学校はやや減ったが、前年の増加幅が大きかったためとみられている。高校生は、求人数が約34万人(4・4%増)。内定率は2003年の74・4%を底に5年連続でアップした。男女別では男子が92・3%(0・9ポイント増)、女子が85・7%(1・8ポイント増)。都道府県別は軒並み80−90%台で、愛知県の96・8%が最も高く、中部9県では長野県を除く8県が10位内に入っている。沖縄県は63・2%、北海道が69・5%と低かった。中学生は求人数が約3400人で、0・3%増。求人倍率も1・15倍で前年を0・04ポイント上回った。
大学などの調査は全国から抽出した112校、6250人が対象。高校、中学校は公共職業安定所を通じて調べた。
(2008年3月15日 中日新聞朝刊3面より)
今春卒業予定の大学生の就職内定率が2月1日現在で、前年同期比1・0ポイント増の88・7%と、4年連続で上昇したことが、厚生労働、文部科学両省の集計で分かった。高校生も1月末現在で89・4%と、1995年と同水準まで回復した。
厚労省は「団塊世代の大量退職と景気回復で、企業の採用ニーズが依然高い」としている。
集計によると、大学生の男子は89・2%(前年同期比0・7ポイント増)、女子は88・2%(1・4ポイント増)、短大女子は76・7%(6・1ポイント増)。高等専門学校(男子)も1・2ポイントアップ。専修学校はやや減ったが、前年の増加幅が大きかったためとみられている。高校生は、求人数が約34万人(4・4%増)。内定率は2003年の74・4%を底に5年連続でアップした。男女別では男子が92・3%(0・9ポイント増)、女子が85・7%(1・8ポイント増)。都道府県別は軒並み80−90%台で、愛知県の96・8%が最も高く、中部9県では長野県を除く8県が10位内に入っている。沖縄県は63・2%、北海道が69・5%と低かった。中学生は求人数が約3400人で、0・3%増。求人倍率も1・15倍で前年を0・04ポイント上回った。
大学などの調査は全国から抽出した112校、6250人が対象。高校、中学校は公共職業安定所を通じて調べた。
(2008年3月15日 中日新聞朝刊3面より)