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中日新聞掲載の大学記事

2013.12.13

日加協力 将来に恩恵 駐日大使が名大で講演

 マッケンジー・クラグストン駐日カナダ大使の講演会が12日、名古屋市千種区の名古屋大東山キャンパスであった。学生ら約150人を前に「カナダと日本は強い友情で結ばれている。両国の協力関係は将来に恩恵をもたらすだろう」と述べ、経済や科学技術の分野で連携を強めていく考えを示した。

 クラグストン大使は両国が昨年、貿易やサービスの自由化を目指す経済連携協定(EPA)の締結交渉を始めたことに言及。「EPAは雇用と経済成長をもたらす歴史的な一歩になる」と話した。

 学術分野の連携について「バイオテクノロジーや再生可能エネルギーなどの研究開発の分野でも連携は深まっている」と指摘。両国間の交流プログラムを紹介し「太平洋を挟んだパートナーとして、より絆を深めてほしい」と語った。

 クラグストン大使は1985年以降、東京のカナダ大使館で広報官や商務官を歴任。駐大阪カナダ総領事などを経て昨年、大使に就いた。(北島忠輔)

(2013年12月13日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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