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中日新聞掲載の大学記事

2013.11.27

古民家にぎわう 学生が改修 新城で一般公開

 豊橋技術科学大(豊橋市)の学生や市民団体のメンバーが、改修や活用に取り組んでいる新城市の古民家「黒谷家(くろやけ)」の内部を一般公開し、当日限定でカフェを開く催しがあった。

 築200年近い黒谷家は鳳来寺山表参道沿いにあり、1800年代初めに建築されたとみられる。現在は誰も住んでいない。3年前から建築サークルや民家を管理する「つげ野の森市民ネットワーク・森と人の会」、地域おこしに取り組む「奥三河発見隊」が活用に向けたプロジェクトを始めた。

 昨年は学生が中心となって居間や土間を改修し、今年10月には、日本デザイン振興会の本年度の「グッドデザイン・ベスト100」にも選ばれた。

 一般公開は23日に実施され、観光客らが次々と訪れて庭でコーヒーを飲んだり、土間のまきストーブの前で休憩したりして思い思いの時間を過ごした。

 豊橋技科大大学院2年の中優登さん(23)は「他大学の学生も新しくメンバーになり、ネットワークが広がってきた。黒谷家が学生や地域の人の交流の場になってほしい」と話した。通常は一般公開していない。(中山梓)

(2013年11月27日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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