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中日新聞掲載の大学記事

2013.11.08

学生が海の恵み調理 志摩で海洋食文化実習航海

 三重大の練習船「勢水丸」に乗り、志摩地方の食文化を学ぶ海洋食文化実習航海が5〜7日、志摩市沖や市内であった。7日は同市志摩町和具の志摩文化会館で、てこねずしなど郷土料理体験があり、参加した学生たちは海の恵みに触れた。

 三重大は2011年から、全国の学生に呼び掛けて実習航海を実施している。これまで実習先は紀北地方だったが、本年度は志摩でも開催した。

 三重大、鈴鹿医療科学大、名古屋女子大の2〜4年生計17人が参加。プランクトンを採取しての海洋環境調査や、底引き網漁、水産加工施設の見学で、海や食を学んだ。

 郷土料理体験では、カツオのてこねずしや海藻のアオサ汁、アジの刺し身、ヒジキ団子の4品の調理に取り組んだ。志摩市阿児町鵜方の森本せい子さん(64)ら地元の管理栄養士や、栄養士の指導で、アジを3枚におろしたり、カツオをさばいたりして作り、舌鼓を打った。

 三重大2年の佐藤佑哉さん(19)=名古屋市熱田区=は「普段は料理をしないので、大変さがよく分かった。実習に参加して、三重の食文化を学べた」と笑顔で話していた。(丸山崇志)

(2013年11月8日 中日新聞朝刊広域三重版より)
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