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中日新聞掲載の大学記事

2013.10.16

「あしなが募金協力を」 母子家庭の学生呼び掛け 19日から実施

 病気や災害などで親を失った遺児の進学を支援する「あしなが学生募金」が19日から東海3県で始まるのを前に、募金事務局の川原秀登さん(21)=岐阜聖徳学園大3年=と、松山歩さん(20)=日本福祉大3年=が15日、名古屋市中区の中日新聞社を訪れ、募金への協力を訴えた。

 川原さんは小学6年の時に父が突然死。経済的理由で断念した兄の代わりに大学に進み、教師を目指す。学費と生活のため複数の奨学金を借りているが、将来返済できるかどうか心配している。

 松山さんも4歳で父を病気で失い、障害のある母が生活を支えてきた。3つの奨学金で進学できたが、今後は返済に不安を持つ。

 2人は「高校生の遺児たちも同じような不安を抱えている。多くが大学に進学する時代に、経済的な理由であきらめる子がたくさんいます」と協力を求める。

 募金は19、20、26、27日の午前10時から午後6時、名古屋駅、金山総合駅、栄、大曽根駅、高蔵寺駅、尾張一宮駅、豊橋駅、名鉄岐阜駅、津駅、四日市駅、伊勢・五十鈴川郵便局前で。19日午前10時から、名古屋・栄の地下鉄16番出口(三越栄店前)でセレモニーがあり、遺児たちが窮状を訴える。問い合わせはあしなが学生募金事務局=電03(3221)7788=へ。(渡部圭)

(2013年10月16日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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