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中日新聞掲載の大学記事

2013.09.28

南山大も都心回帰 瀬戸の2学部 名古屋に 17年に統合

 南山大(名古屋市昭和区)は27日、瀬戸キャンパス(瀬戸市)にある情報理工と総合政策の2学部を、名古屋キャンパス(昭和区)に移すと発表した。情報理工学部は来年から理工学部に名称を変更した上で、2015年4月に移転。総合政策学部は2年後の17年4月に移し、全学部と大学院を名古屋キャンパスに統合する。

 瀬戸キャンパスは2000年4月に開設。現在、2400人の学生が通う。敷地には同じ学校法人が運営する聖霊中学・高校があり、移転跡地は売却しない。建物の利用法は今後検討する。

 野呂昌満副学長は移転の理由を「18歳人口が減少に転じ、学生の確保が厳しくなる中、授業の選択の幅が広がることや、通いやすさという学生の利便性を高める必要がある」と説明した。

 郊外にキャンパスを持っていた私立大の都心回帰が続いている現状にも触れ「学生募集に影響も出ていることが大きな引き金になった」と述べた。

 県内では、愛知大が昨年4月に名古屋駅近くの「ささしまライブ24」地区に名古屋キャンパスを新設。愛知学院大は14年4月に名城公園キャンパス(名古屋市北区)、名城大は16年4月に同市東区のナゴヤドーム近くに新キャンパスを開設する計画を発表している。(北島忠輔)

(2013年9月28日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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