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中日新聞掲載の大学記事

2013.09.27

津・美杉で農業、土木業体験に汗 名古屋産業大の近藤さんと横地さん

 名古屋産業大(愛知県尾張旭市)の学生2人が、津市美杉町太郎生(たろお)で就業体験をした。農作業、土木業などに取り組み、太郎生地区の産業と地域活性化を学んだ。

 名産大は、太郎生地域づくり協議会と2012年に就業体験の協定を結び、昨年に続いて実施。今年は日程を約2週間に倍増した。

 環境情報ビジネス学部2年の近藤俊祐さん(23)と横地竜也さん(19)が参加し、普段の生活と異なる環境に身を置き、地域への理解を深めた。

 2人は前半の5日間に稲作をし、ブランド化を図る地産米と向き合った。倶留尊(くろそ)山の海抜500メートルの棚田で湧き水を使って育てる有機米を、コンバインや鎌で収穫し、もみ取りを体験。後半は地域の環境整備やサービス業に取り組み、森林や滝を巡る周遊コースの看板作りに挑んだり、旅館で配膳や布団の準備を任されたりした。

 環境分野の専攻を考える近藤さんは「稲刈りが新鮮だった。植物のたくましさを知った」と話した。稲作を目的に参加した横地さんは「都会には田はないので、貴重な体験だった。想像以上に体力的にも精神的にも仕事は大変だった」と振り返った。(高畑章)

(2013年9月27日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
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