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2013.09.15
「大須のにぎわい」探る 買い物客対象に行動アンケート 名工大生が解明へ
大須商店街のにぎわいの秘密を探ろうと、名古屋工業大(昭和区御器所町)の学生10人が14日、買い物客らを対象にした行動調査を始めた。どのように街のにぎわいが生まれているのかを一人一人の行動から解明する。
同大の兼田敏之教授(都市工学)の研究室で学ぶ学生が、大須商店街連盟の協力で1998年から5年ごとに実施。今回が4度目の調査となり、2日間で2000部のアンケート用紙を街頭配布し、2月上旬に集計結果を公表する。
バブル景気が崩壊した90年代前半、不況の中でも大須商店街だけはにぎわいが絶えず、地価も上がっていたことから調査を開始。アンケートでは商店街を訪れた人のそれぞれの時間帯や目的、満足度、歩いた通りや店の経路を地図に書き込む。
これまでの調査では、5年ごとに衣料品店や飲食店の入れ替わりが激しく、流行の最先端を反映する街づくりが進められていることが分かってきた。大学院生の小林由幸さん(24)は「感覚的な行動を数字で見ることができたら、ほかの商店街の再生に応用できるかもしれない」と期待を込めた。(柚木まり)
(2013年9月15日 中日新聞朝刊市民版より)
同大の兼田敏之教授(都市工学)の研究室で学ぶ学生が、大須商店街連盟の協力で1998年から5年ごとに実施。今回が4度目の調査となり、2日間で2000部のアンケート用紙を街頭配布し、2月上旬に集計結果を公表する。
バブル景気が崩壊した90年代前半、不況の中でも大須商店街だけはにぎわいが絶えず、地価も上がっていたことから調査を開始。アンケートでは商店街を訪れた人のそれぞれの時間帯や目的、満足度、歩いた通りや店の経路を地図に書き込む。
これまでの調査では、5年ごとに衣料品店や飲食店の入れ替わりが激しく、流行の最先端を反映する街づくりが進められていることが分かってきた。大学院生の小林由幸さん(24)は「感覚的な行動を数字で見ることができたら、ほかの商店街の再生に応用できるかもしれない」と期待を込めた。(柚木まり)
(2013年9月15日 中日新聞朝刊市民版より)