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中日新聞掲載の大学記事

2013.09.15

愛知大学野球 中京大 9回勝ち越し 入れ替え戦経験 粘り強さに磨き

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第2週第1日は14日、名古屋市の瑞穂球場で1回戦2試合が行われ、中京大は愛院大を3−1で下し、中部大は名商大に3−2でサヨナラ勝ちした。

 中京大は1−1の9回1死二塁から川本(2年、愛知・中京大中京)の右中間二塁打で勝ち越し。2死後、辻(4年、兵庫・報徳学園)の内野安打で1点を加えた。中部大は2−2の9回1死満塁から代打西條(3年、愛知・名古屋国際)が右前打を放ち、接戦に決着をつけた。

 入れ替え戦の経験が選手たちを粘り強くした。中京大は7回まで幾度も得点圏に走者を進めたが、4回の1点だけ。なかなか得点につながらなかったが9回、四球を足場に中軸がつないで加点した。半田監督は「紙一重の勝負だったが、頑張ってくれた」と選手をたたえた。

 2部降格直後の2010年秋から1部との入れ替え戦に挑み続けた。そこで接戦を勝ちきれず、敗北を味わうたびに選手たちは強くなった。「負けた悔しさがあったから、接戦も我慢できた」と勝ち越し打を放った川本も振り返る。

 7季ぶりに戻った1部にかける意気込みは格別だ。ユニホームを新調し、胸の校名は筆記体から往年のブロック体を復活させた。「全国制覇をした時と同じ。強豪だった時代をよみがえらせたかった」と半田監督。

 足踏みをしていた3年間が無駄ではなかったと証明できた選手たち。躍動はまだ始まったばかりだ。(平野梓)

◇瑞穂(中京大1勝)
中京大 000100002―3
愛院大 001000000―1

◇同(中部大1勝)
名商大 000110000―2
中部大 010001001―3

(2013年9月15日 中日新聞朝刊26面より)
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