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2013.07.22
オブジェが映像発信? 新しい技術でアート作品展 蒲郡で20日から
蒲郡市生命の海科学館で20日から、市内の愛知工科大と連携した企画展「SAISEI 再生・最盛・彩醒(さいせい)」が始まる。新しい画像処理技術を使ったメディアアート作品を紹介する。
同大工学部の杉森順子准教授(メディアアート)と小沢慎治教授(メディア情報処理)が、さまざまな形のオブジェを立体スクリーンとしてとらえ、そのオブジェだけに投影する映像を自動的に合成するシステムを開発。
この技術を使ったメディアアートでは、実際にはプロジェクターから映像を送っているが、投影範囲が緻密に区切られているため、オブジェ自体が光や映像を発信しているような錯覚に陥る。
高さ3.5メートルのアルミチューブ6本が並んだ空間に、東日本大震災被災者への鎮魂と再生への願いを込めた映像を流す作品や、数学の図形や実写の目を映し出す立体作品など3点が並ぶ。杉森准教授は「芸術と科学技術という異分野が融合し、表現の幅が広がった。不思議な映像を楽しんでほしい」と話す。
9月23日まで。観覧無料。7月20日と8月3日は午後3時半から、杉森准教授のギャラリートークもある。(坂口千夏)
(2013年7月20日 中日新聞朝刊東三河版より)
同大工学部の杉森順子准教授(メディアアート)と小沢慎治教授(メディア情報処理)が、さまざまな形のオブジェを立体スクリーンとしてとらえ、そのオブジェだけに投影する映像を自動的に合成するシステムを開発。
この技術を使ったメディアアートでは、実際にはプロジェクターから映像を送っているが、投影範囲が緻密に区切られているため、オブジェ自体が光や映像を発信しているような錯覚に陥る。
高さ3.5メートルのアルミチューブ6本が並んだ空間に、東日本大震災被災者への鎮魂と再生への願いを込めた映像を流す作品や、数学の図形や実写の目を映し出す立体作品など3点が並ぶ。杉森准教授は「芸術と科学技術という異分野が融合し、表現の幅が広がった。不思議な映像を楽しんでほしい」と話す。
9月23日まで。観覧無料。7月20日と8月3日は午後3時半から、杉森准教授のギャラリートークもある。(坂口千夏)
(2013年7月20日 中日新聞朝刊東三河版より)